歯ぎしり・食いしばりの自覚がありませんか?

(歯ぎしり)は無意識下で、ギリギリと音を立てて歯をすり合わせる行為、(食いしばり)は無意識下で噛みしめている行為です。ご自身の体に悪影響を及ぼしてしまう危険な行為です。実は、大人の9割以上が、音がしないものも含めて、何らかの歯ぎしりをしていると言われています。人間の噛む力の強さは、自分の体重程度ですが、無意識下で歯ぎしりをしている時にかかる力は、1トン以上になるともいわれています。特に常に歯ぎしりをしている人の場合、毎晩1時間以上も非常に強い力で歯をこすり合わせることがあります。
そのような強力な力で毎日歯をすり合わせたり噛みしめることによって、歯や顎の関節や口の周りの筋肉に過度の負担がかかります。こうした過剰な力や歯周病細菌が原因で、痛みが出たり歯が割れるといった悪い症状がでてしまうのも当然です。歯に過度の負担がかからないよう、歯ぎしりや食いしばりの力から、歯を守ってあげる必要があるのです。歯だけでなく、口の周りの筋肉や顎の関節にも悪影響を与える悪い歯ぎしりは、放置せずに治療や予防が必要です。当院では、ナイトガード、マウスピース、ボトックス、かみ合わせの調節、矯正治療などで食いしばり、歯ぎしりの治療を行っております。