東京都大田区蒲田の歯医者 アロマスクエア歯科クリニック

どんな治療をするの？

1.ムーシールドやプレオルソなどのマウスピースを使用して、舌や唇の筋肉の機能の改善と歯列および顎骨の拡大

就寝時＋日中最低1時間以上ご使用いただきます。

3.MFT筋機能訓練（舌やお口の周囲の筋肉のトレーニング）を行います。

食生活や生活習慣の改善、舌や食べ方の癖、正しい呼吸の指導などによって歯並びが悪くなる原因を取り除くことで、自然な形で美しい歯並びへ導くことに注力しています。


治療期間は、咬合の問題の程度や年齢によって異なります。通常は数か月から数年かかります。

咬合育成治療はいつ始めればよいの?

お口の中の状態、心身発達、精神発達状況によって個人差はありますが、最も早期に治療を開始することをおすすめするのは以下の3つです。

①反対咬合(受け口、咬み合わせが逆)
3歳から(できるだけ早く):このまま成長してしまうと下顎が前に成長してきてしまい、将来三日月様の顔貌になってしまいます。

②指しゃぶりなどによる出っ歯
4歳から(指しゃぶりは3歳までにやめさせましょう!!):上顎が指の形やV字型のアーチに変形してしまい、(正しいのはU字型のアーチ)そこに生えてくる永久歯も出っ歯になってしまいます。
 
③乳歯が重なり合っている
5歳から:乳歯より大きな永久歯は重なり合ってガタガタに生えてきて歯ならびと咬合の異常となります。

なぜ歯ならびは悪くなるの?

上下顎の大きさが歯に対して小さかったり、成長が少なかったりする場合の他に、癖も歯ならびに大きく影響します。歯列は、内側からは舌、外側からは唇・頬などの筋肉に保たれています。この筋肉の強さのバランスが重要です。

このような癖があると、歯ならびに悪影響となります。プレオルソマウスピースと舌やお口の周囲の筋肉のトレーニングで正常な機能を習慣づけることにより、歯ならびへの悪影響を少なくすることができます。

歯ならびが悪いとなぜいけないの?

①歯垢がたまりやすく、虫歯や歯周炎になりやすい
②顎の成長を妨げてしまい、顔が左右非対称になり、顎関節に悪影響を与える
③発音障害(息が漏れてしまったり、舌たらずの話し方になったりする) 
④心理的障害(コンプレックスとなり、歯を隠したり、人前で話したがらず消極的になったりしてしまう)
⑤歯ならびが悪いと上下の咬み合わせも悪いので、左右のバランスが崩れ、顔の筋肉に ゆがみが生じてくる
⑥出っ歯となり口を閉じることができず口呼吸をしていると、ウイルスや細菌が直接体内に入り込んでしまう
※口を閉じることができるように出っ歯を治して、鼻のフィルター(鼻毛と鼻粘膜)でウイルス、細菌の侵入を防ぐことのできる鼻呼吸にすることが大切です。

費用について

咬合育成矯正治療は健康保険適用外、自費治療となってしまいますが、医療費控除の適用となります。乳歯列期での咬合育成のみで約10万円、混合歯列期の咬合育成は約30万~40万円となっております。

反対咬合（3歳の女の子）

ムーシールド4ヶ月使用

指しゃぶりによる出っ歯（4歳の男の子）

プレオルソ6ヶ月使用

永久歯の生えるスペース不足と出っ歯（6歳女の子）

プレオルソ15ヶ月使用、まだ歯列拡大中

永久歯の生えるスペース不足（7歳男の子）

3Dリンガルアーチ18か月後、まだ歯列拡大後

矯正歯科治療の流れ

症例写真

症例1

30代後半 女性
歯並びがガタガタ、嚙み合わせが深い、食いしばりによる咬筋が発達した患者さま

上顎には3Dクワッドヘリックス、下顎には3Dリンガルアーチ（裏側装置）を装着することにより上下顎を拡大。（約6か月）
上下セラミックブラケットを外側に装着し治療（約1年10カ月）
※上顎中央左右から4番目の歯を抜歯して、嚙み合わせの治療を行いました。

治療期間：裏側矯正、表側矯正合わせて約2年4ヶ月

症例2

40代後半 女性
歯周炎を伴う歯列不正の患者さま

上顎3Dクワッドヘリックス、下歯3Dクワッドアクション（裏側装着）により拡大後（約4か月）
上下セラミックブラケット治療（約2年）
咬合性外傷、歯周炎により下顎中央左右1番目の歯の骨吸収が進行していたため、抜歯および上顎中央左右４番目の歯を抜歯
2週間～1ヵ月に1度、クリーニング、歯周治療を行いながら矯正治療を行いました。

治療期間：裏側矯正、表側矯正合わせて約2年4ヶ月

症例3

20代後半 女性（非抜歯症例）
出っ歯、顎関節症（顎の疲れがひどい、顎がガクガク鳴る、痛み）、開口障害（口の開きが悪い）の症状がある患者さま

下顎が関節部から後方に下がって押し込められている疑いがあったので、まずポールスプリントにより下顎位置の模索を行いました。
3か月使用にて下顎が前方に出てきて、口も大きく開くようになり、顎の音や疲れ、痛みもなくなったので、その下顎の位置を目標に矯正治療を開始しました。

上下顎ともに3Dリンガルアーチにてアーチを整え、その後、非抜歯にてセラミックブラケット治療を2年間行いました。

治療期間：スプリント約3ヶ月、裏側矯正と表側矯正合わせて約2年

症例4

20代後半 女性（非抜歯症例）
歯がガタガタ、八重歯、金属アレルギーがある患者さま

インビザライン（マウスピース矯正）約1年4か月
その後、仕上げのためにセラミックブラケットとノンアレルギーワイヤー矯正（約4か月）

非抜歯にて治療しました。

治療期間：インビザライン約1年4ヶ月、セラミックブラケット約4ヶ月

症例5

30代前半 女性（非抜歯症例）
出っ歯、噛み合わせが深い患者さま

上下顎ともに3Dリンガルアーチ、裏側装置にて拡大（約4か月）
セラミックブラケット治療（約1年）

歯列を拡大し、非抜歯にて咬み合わせを上げスマイルラインをきれいにしました。

治療期間：裏側矯正約4ヶ月、表側矯正約1年

症例6

10代前半 女性
出っ歯がひどく口を閉じることが難しい、前歯で咬みきることが出来ない患者さま

上下顎ともに3Dリンガルアーチによる拡大後、上顎左右中央から4番目の歯を抜歯し、セラミックブラケット治療を行いました。（約2年8カ月）

口元がきれいになりました。

治療期間：約2年8ヶ月

症例7

30代前半（非抜歯症例）
上下とも歯ならびがガタガタで前歯が出ている患者さま

歯並びが悪いことで口元をとても気にされていました。また磨きにくさも強く感じていらっしゃいました。

裏側から3Dリンガルアーチと表側は目立ちにくいセラミックブラケット＋ワイヤーのホワイトシステムで治療しました。
装置が見えることを気にされていたためインビザラインも検討しましたが、1日に最低20時間以上使用しないといけないという点に自信がないとのことで、装置をつけっぱなしにする治療を希望されました。
また妊娠中の矯正治療のため、磨き残しによる歯周炎がおきないようにプラークコントロールが良い状態を保つよう指導とクリーニングを徹底しながら矯正治療を行いました。

治療期間：1年8ヶ月、保定期間：約2年

矯正治療によるリスクと副作用

歯列矯正を始めるにあたって、以下のリスクについて説明いたします。患者様には十分にご理解いただいた上で治療を進めさせていただきます。

• 歯の移動による痛み
  装置装着後約３〜７日間位、歯に鈍い痛みや違和感を感じます。我慢できないほどの痛みではありませんが、次第に治まりますので心配ありません。またその後毎回の治療後２〜３日は同じような痛みが出る場合があり、程度は個人差があります。
• 虫歯・歯周病のリスク・口内炎
  治療期間中はブラッシングをきちんと行ってください。
  糖分の多いお菓子などはなるべく避けることをお薦めします。また装置などが擦れて口内炎ができることがあります。その場合はお薬を処方する場合もあります。
• 後戻り、加齢・成長による変化
  矯正歯科治療により歯並びが改善されても治療終了後そのままにしておくと、元の歯並びに戻ろうとする傾向があります。これを防止するために一定期間保定装置という後戻り防止装置を使用していただく必要があります。また後戻りとは別に、加齢変化や成長により歯並びは変化します。
• 歯根、歯肉への影響
  歯を動かすことにより、歯根が短くなったり、歯肉が退縮したりする可能性があります。歯と歯の間の歯肉が下がると歯間に三角形の隙間ができることがあります（ブラックトライアングル）。
• 歯への影響
  歯の神経は生きていますが、何らかの原因によって神経が死んでしまうことがあります（失活）。失活すると歯が黒く変色してしまうことがあります。
• 顎関節症状
  矯正治療中に顎関節に不快な症状（顎を動かすと音がなる、痛みがある、動かしづらい等）が生じることがあります。その原因は特定しづらく、矯正歯科治療との関連性は不明である場合がほとんどですが、必要に応じて検査を行い、適切に処置する必要があります。
• 矯正治療途中で、白い樹脂(レジン)を使って、歯の形態修正を行う可能性があります。また、エナメル質を削って隙間を作ったり、抜歯を行う可能性もあります。
• セラミックや金属の被せ物治療がされている歯は、歯の表面にブラケットなどの器具を付けるため、一旦冠をはずして仮歯にする場合があります。
• 矯正治療中に虫歯が発見された場合は、同時に治療することも可能ですが、歯の形に大きく影響がある場合は、矯正治療を中断する可能性もあります。

当院について

診療時間案内
※診療予約は各終了時刻の30分前までにお願いいたします。

• 土曜午後：14:00～16:00
• 休診日：日曜日・祝祭日